… 真蛸 拵えのうち・揉み磨き …

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      ◎ 真蛸 氷見産 ・・・



         タコは梅雨の水を飲んでうまくなると

         よく言われます。


         丁度、卵が熟し始めるころです。



         今の桜の季節のタコは抱卵の準備前で

         力をつけ始めています。



         氷見の方より、よいのが揚がっているとの

         連絡を受け、さっそく競り落としてもらいました。



         型の良い、風も素晴らしいタコです。












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         下拵え始め ・・・


         まずはシンク磨きからです。


         タコは揉み込み中などに油分がわずかでも

         つきますと、茹で仕上げ時に皮が剥けてしまいます。



         常にシンクは磨きこんでありますが、

         仕込み始めの直前にもう一度磨き込みます。









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         始めに内臓を取り除き、吐き出した墨などを

         洗い落します。








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         本格的な揉み込みの前に

         塩を振り、ざっと滑りを落とします。



         活ったタコです。


         この時点ではまだ、指で皮膚をはじくと

         色素が反応し、肌の色が変化します。











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         揉み込み始め ・・・


         この時、塩を振るか振らないか…


         その時々のタコの個体差や状態を見て

         決めます。



         このタコは、この状態から揉み終わりまで

         塩は使いませんでした。












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         ただひたすらに揉んでゆきます。



         20分ほど揉みますと、泡が美しい白に

         なってゆきます。









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         途中、幾度か泡などを洗い流して

         ひたすらにひたすらに揉んでゆきます。


         タコにもよりますが、長い時は小一時間

         揉まなくてはなりません。


     
         単調な重労働です

         その間は、哲学者の感じです(笑)。




         揉み終わりの頃合いは諸説あります。


   
         わたしは手に受ける感触と、

         最初の活けタコ特有の匂いが磯の香りに

         変化(へんげ)した頃合いを、揉み終わりの

         目安にしています。










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         揉み磨きが完了しました。









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         自然の妙

         美しさ・・・








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         口辺部 ・・・






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        口の周りは一番ぬめりがあります。


        また、身の厚い肩の部分でもありますので、

        揉み込みが足りないと仕上がりが

        硬すぎになってしまいます。



        






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         吸盤は、物を掴んだり、餌を掴んだりします。


         一番、汚れのある所です。



         また、タコにとって感覚器でもありますので

         吸盤の表面を敏感に、きれいに保つため、

         上っ面の吸盤は剥がれやすく、

         常に入れかわっています。




         汚れのある吸盤が残る場合が多くあります。



         流水で古い吸盤をきれいに洗い流して、

         揉み磨き仕事が終わりました。





         茹で仕事は次のページに ・・・


















         

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